【まんがでわかる 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ】河野英太郎

みんな
みんな

一生懸命やっても結果が伴わない。

空回りしていることが多い。

このように、真面目に取り組んでいても報われない人におすすめの本。

著者は、複数社のコミュニケーション改革、人材育成、組織行動改革などを推進してきた経歴をもつ。

そんな著者が、誰でも、今すぐに力がつく仕事のヒントを紹介した本。

Bすけ
Bすけ

社内の上位1%に入れたらスゴイことになるぞ。

という思いで手に取ってみた本。

それでは、さっそく紹介していきます。

次に進められる形とはどういうことか?

例えば、こんな報告を上司にしたとします。

社員
社員

○○社からこんな返事をいただきました。

どうしましょうか?

この場合、次に進めるためには以下のような順で動くことになります。

1.返事の内容を精査する

2.案を出す

3.実行

次に進められる形とは、すぐに実行に移せるものを指します。

その報連相のポイントは4つ。

1.主旨を伝える

2.選択肢を伝える

3.判断のポイントを伝える

4.結論を伝える

これらのポイントを抑えた報告は以下の通り。

社員
社員

○○社からこんな返事がありました。

うちとしては、3つの選択肢が考えられます。

そのなかでも、こんな理由でA案で進めるのはどうでしょうか?

これなら、すぐに実行に移すことができます。

報連相は、見聞きしたことを、そのまま伝えるだけでは不十分。

伝えるべき事実に、自分の考えや意見とその根拠をつけ加える。

その意見がもし採用されれば、仕事はすぐに次の段階に移れます。

みんな
みんな

自分の意見が採用されない場合もあるんじゃない?

それも十分あり得ることです。

でも、事実を整理し選択肢を絞ることで、上司も判断がしやすくなるし、良い印象を残すことができます。

ただ事実をそのまま伝えるだけの報連相は誰にでもできること。

事実に、自分なりの考察と提案をつけ加えることを繰り返していれば、「考える力」は確実に育つ。

ということで、自分の意見が採用される・されないは関係なし。

自分の成長のためにも、99%がしていない報連相を意識していこうと思います。

オフィスでは真ん中を歩くことでコミュニケーションの機会を増やせる

会社の中を移動する際、あまり人と会わないルートを選択していませんか?

以下は、本書で紹介されている仕事のコツの1つ。

人と多く会うことができる場所を通るだけで、コミュニケーションの機会が増やせる。

この言葉を見たとき、

Bすけ
Bすけ

あっ!やってしまってる!

言われて初めて気づきました。

私も他部署の申し送りを確認しに行くとき、裏ルート使ってるじゃん。

もう、無意識の行動になっていたのです。

Bすけ
Bすけ

申し送りを見に行くのが目的だから、他の要件で話しかけられたくない

そんな思いで、いつの間にか裏ルートが習慣化してしまっていました。

本書では、真ん中を通るだけで、あいさつする人の数は増えると。

「この間の件、どうなりました?」と、仕事を進める機会をつくることができると。

仮に、会話をしなくても人の観察から分かることもたくさんある。

社員
社員

この人は、今日機嫌が悪そうだな。

依頼は明日に伸ばそう。

社員
社員

あの人、ゴルフの会話をしてる。

今度、話題にだしてみよう。

など、仕事に役立つヒントが見つかるかも。

また、人の顔を見て思い出す仕事もあるでしょう。

社員
社員

はっ!あの人に頼まれた仕事があったんだ。

オフィスの真ん中を通る。

小さなことだけど、ほとんどの人がやっていないのでは?

「誰もがやっていないからこそ、自分1人が意識して行えば差別化につながる」

そう意識を改めて、コミュニケーションの機会を増やしていきましょう!

会議をコントロールするには、会議の主旨を明確に説明する

社員
社員

今日の会議、けっきょく何が決まったの?

社員
社員

みんなが言いたいことだけ言って終わったね

私の職場では、会議の後にこんな感想が漏れることが多々あります。

この原因は、参加者が会議の目的やゴールを共有できていないから。

目的とゴールを共有するためには、会議の主旨を明確にして説明する必要がある。

そこでまずは、「会議には2つの段階がある」ということを理解しなければならない。

1.ブレスト

2.エバリュエーション

ブレストは、どんどんアイデアを出す段階。

エバリュエーションはアイデアを整理し最終決定までもっていく段階。

これらを踏まえて、会議の主旨の説明はこんな感じ。

できる人
できる人

本日の会議は、前半の30分で、我が社への求人応募数を増やすアイデアを出していただきます。

後半の30分では、アイデアを1つに絞ってより具体的な案に仕上げていきます。

このような説明ができれば、

「1つのアイデアに絞って形にするのがゴール」

ということが参加者全員で共有することができます。

私も、今まで会議のゴールを明確にするということは意識していました。

でも、ブレスト・エバリュエーションという概念は知りませんでした。

だから、アイデアはでるけど候補を絞ることができずにタイムオーバー。

最終的に、何も決まらなかったという経験があります。

時間ごとの主旨を明確にすることで、ブレストの時間にずれた意見がでても

できる人
できる人

その意見はエバリュエーションの時間で具体的に教えてください

と軌道修正することができます。

それにより、無駄な時間を省けて、「時間内に決まらなかった」という事態を避けることができる。

・ブレスト・エバリュエーションという時間の区切りをつくる

・会議の目的・ゴールを参加者に説明する

当り前のことのように思うけど、やってない人が多いのでは?

これをすることで、会議での決定事項が明らかになり、次の行動に移しやすくなる。

ブレスト・エバリュエーションの時間配分は経験を重ねないとわからないでしょう。

でも、自分が仕切れる会議に関しては、ブレスト・エバリュエーションを取り入れていこうと思います。

まとめ【まんがでわかる 99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ】河野英太郎

  • 報連相は自分の意見もプラスして次に進められる形にする
  • オフィスの真ん中を歩き、コミュニケーションを増やす
  • 会議をコントロールするには、会議の主旨を参加者に説明する

本書で紹介されている仕事のコツは、難しいことは一切ありませんでした。

誰でも、意識すればすぐに始められること。

それでも、「できてない」と思うことばかり。

「当り前だけど、実践できていないことは山ほどあるのかも」

ということに気づかせてもらえました。

当たり前のことを確実に行うことができれば、仕事の効率を上げることができる。

そんな意識で、当たり前のことを疎かにしないよう心がけていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。