【自分を操る 超集中力】DaiGo

みんな
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集中が続かない。

仕事の効率が悪く感じる。

そんな人におすすめの本。

本書では、集中力の仕組みと、集中力を向上させる18の方法を紹介。

Bすけ
Bすけ

集中力をコントロールするなんて考えたこともなかった

という理由で手にとってみた本。

それでは、紹介していきます!

集中力=生まれもった資質というのは誤解である。

著者は、集中力は生まれつきの差ではなく、仕組みを知っているかどうかの差だと。

心理学者のロイ・バウマイスターによると、集中力の源は前頭葉のウィルパワーにあるそう。

ウィルパワーは脳の体力みたいなもので、消耗したり回復したりする。

みんな
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どんなときに消耗するの?

それは、何かをやる・やらないといった選択や決断のとき。

つまり、人は行動ではなく意思決定で疲れるということ。

例えば、そこまで親しくない知人から食事のお誘いメールがきたとき。

みんな
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ちょっと忙しいから断りたいな。

でも、関係は保ちたいし・・・

うまく断るには、どんな文面がいいかな?

答えは「Yes」か「No」か?

どんな言葉で返信するか?

こんなとき、ウィルパワーを消耗しているんだって。

意思決定に迷いすぎると、

みんな
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あとで返信しよ!

こんなふうに、選択を後回しにすることありますよね。

選択肢が多すぎると、ウィルパワーを消耗してしまう。

そして、脳のHPが0になり、決断できなくなるということ。

本書では、ミネソタ大学とフロリダ州立大学での実験が紹介されていました。

絶対に完成できないパズルを用意。

Aグループ:どのパズルをやるか選択してもらう

Bグループ:選択させずに決まったものをやる

結果、

Aグループ:9分でギブアップ

Bグループ:12分30秒でギブアップ

つまり、選択をなくせばすウィルパワーを節約できる!

ということで、次の項では「選択をなくす方法」について紹介します。

ウィルパワーを節約するには、選択を減らす習慣をつくる

いつも同じ服を着ることで、服装の選択をなくしている有名な人がいます。

スティーブ・ジョブズ

・黒のタートルネック

・Levisのジーンズ

・New Balanceのスニーカー

マーク・ザッカーバーグ

・白いTシャツ

・ジーンズ

バラク・オバマ

・紺のスーツ

・白いワイシャツ

ザッカーバーグとオバマは、「余計な意思決定に頭を使いたくないから」という理由を述べている。

ジョブズに関しても、ウィルパワーを仕事に使うための対策であったと考えられます。

アメリカの実験では、人は1日に70回ほどの選択をしているらしい。

・朝食は何を食べるか?

・どんな服を着るか?

・どの仕事から取りかかるか?

・休みの日の予定をどうするか?

・旅行のスケジュールをどうするか?

つまり、服装以外にも、まだまだ選択を省くチャンスがある!

例えば、仕事場のデスク周りをキレイにしておくこと。

議事録を作成するためにデスクに向かったとします。

そのとき、他の資料やメール画面が開いていると、そっちに気が向いてしまうことありますよね?

「先にメールを返そうかな?」

「資料を完成させようかな?」

と、選択をすればするほど、本来の仕事に取り掛かったときの集中力は低下します。

これは、行動経済学の双曲割引が関係しているそう。

双曲割引とは

物理的に身近なものには価値を高く感じ、遠いものの価値を低く感じること。

つまり、視界に入るものに誘惑されやすいということ。

アメリカのジョージ・エインズリー教授が唱えた理論。

だから、デスクはキレイに整理しておくことで、目に入る他の選択肢をなくす。

そうすれば、目的の仕事に一直線で向かえる!

私は、キレイ好きなので机は整理できている方です。

でも、忙しいときは、気がついたら机の上は散乱状態。

忙しいときほど、キレイにしておかないと逆効果です。

整理整頓は「仕事の生産性に関わる」という意識で気をつけたいところ。

ブドウ糖を低GI食品で摂取する

ウィルパワーを保つためには、低GI食品を中心とした3食の食事+ナッツ類の間食がおすすめ。

著者は、食事の内容で集中力が変わると。

そこで、おすすめしているのが低GI食品。

低GI食品とは

血糖値の上昇を穏やかにする食品のこと。

緩やかに上昇すると、下降時も緩やかになる特徴がある。

脳のエネルギー源はブドウ糖です。

だから、脳のブドウ糖が不足してしまえば集中力は保てない。

そこで、重要なのが低GI食品。

みんな
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なぜ、普通の食事じゃダメなの?

血糖値は、急激に上昇すると、下降時も急激になる。

反対に、ゆっくり上昇すればゆっくり下降するという特徴がある。

ということは、血糖値の急激な下降は、集中力の急激な下降につながるのです。

だから、低GI食品で上昇・下降ともにゆっくりにすることで集中力を保てるのです。

また、プロント大学のジェンキンス博士が発表した、セカンドミール効果もある。

セカンドミール効果とは

最初にとる食事が、次にとった食事の後の血糖値にも影響すること。

例えば、朝食に高GI食品を食べたグループと、低GI食品を食べたグループで比較すると・・・

Aグループ:朝食に高GI食品

Bグループ:朝食に低GI食品

昼食はA・Bともに同じものを摂取。

結果:朝食に低GI食品を摂取したBグループのほうが昼食後の血糖値の上昇が低い。

つまり、その日のはじめの食事ほど低GI食品をとったほうが良いということ。

ただ、朝・昼・晩の食事を低GI食品にしても、食後3時間ほどで血糖値は下がる。

だから、間食で血糖を補う必要がある。

著者が、間食におすすめしているのはナッツ。

ナッツは、低GI食品なので急な血糖の上昇を抑える。

また、亜鉛・脂肪酸・ビタミンなどの集中力を高める成分が多く入っているそう。

私は今まで、食事に気を使ったことは人生で一度もありませんでした。

なぜなら、「食事に気を使う」=「体重を気にしている人」。

という感覚でしか食事を考えていなかったから。

まさか、集中力にまで関係しているとは思いもしなかったから。

(ちなみに、私の体重は高校生のときをピークに緩やかな下降をしている。)

もうすぐ、Amazonのブラックフライデー!!

さっそく、玄米・ナッツをチェックしてみます!

まとめ【自分を操る 超集中力】DaiGo

  • 集中力はウィルパワーを節約することで続きやすい
  • ウィルパワーを節約するには、普段の選択や決断を減らす
  • ウィルパワーの源であるブドウ糖は低GI食品でとるのがおすすめ

今まで、集中力は気合と根性だと考えていました。

でも、本書によると「鍛える」もしくは「消費量を減らす」ことで高めることができると。

今回、「鍛える」については紹介しませんでしたが、トレーニング方法もあるそう。

私の場合、

「鍛えることに時間を使うよりも、消費量を減らすことで集中力を高めたい!」

という判断になりました。

「まだまだ自分を高めていきたい!」

そう考えている人は、ぜひ、集中力について学んでみることをおすすめします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。