【ひとりビジネスの教科書Premium】佐藤伝

会社が嫌な人
会社が嫌な人

今の会社で働き続けるのはイヤ。

やりがいのある仕事をしたい。

こう感じている人におすすめなのが、「ひとりビジネス」。

好きな人たちと、好きなことで、お金を稼ぐことができます。

著者は、科学的行動習慣について研究を重ねた習慣のプロ。

また、主宰するひとりビジネス応援塾も人気の学びの場となっています。

そんな著者が、ひとりビジネスをオススメする理由とその方法について書いた本。

Bすけ
Bすけ

将来的には体を使わない仕事にシフトしなきゃ

そんな考えで手に取った本。

それでは、さっそく紹介していきます。

会社員
会社員

やりたい仕事ができなくて意欲がわかない。

人の機嫌ばかり気にして疲れる。

組織の一員として働いていると、こう思うことありませんか?

ひとりビジネスと聞くと、

みんな
みんな

1人でなにもかもやる自信がない。

私には無理。

そんな不安をもつ人がほとんどでしょう。

本書では、ひとりビジネスとは、ひとりで完結するビジネスではない。

組織にとらわれず、好きな時に、好きな場所で、好きな人たちと繋がって、働くことだと。

アメリカでは労働人口の38パーセント(3人に1人)がひとりビジネスをしているそう。

日本はまだ労働人口の5%だけ。

内閣官房日本経済再生総合事務局の調査結果では、

フリーランスを選択した理由のトップ2は、

1位:自分の仕事のスタイルで働きたい

2位:働く時間や場所を自由にしたい

さらに、びっくりしたのが、

フリーランス人口の7割を、40代以上の人たちが占めているそう。

収入に関して、本業として行っている人の年収は200~300万が19%と最も多い。

副業になると、74%が100万円未満。

みんな
みんな

この収入で生活できるのかな?

こんな不安を感じたかと思います。

でも、フリーランスの満足度の調査では、

・7割が人間関係や就業時間など働き方に満足している

・収入に満足を感じているのは4割

・今後もフリーランスとして働きたい人が約8割

つまり、現在の年収は低くてもフリーランスになって後悔はない。

今後も続けたい人が8割を占めているということ。

会社員では、収入が1年で10万・20万増えることはなかなかありません。

しかし、フリーランスという仕事は、1年で収入が倍になることもあります。

現在の収入は低くても、将来的な期待を大きく感じさせるのがフリーランスの魅力なのかも。

ひとりビジネスは、どんな人でもすぐ始められる

本書では、どんな人でもすぐに始めることができると。

会社員:副業として

専業主婦:ママ友のコミュニティを活かす

シニア:経験と人脈を活かす

学生:SNSを活用

会社員であれば、本業を辞めずに副業として始めるのがおすすめだそう。

なぜなら、すぐに売り上げが出る保証がないから。

生活費に余裕がないと、

焦る人
焦る人

とにかく売らなきゃ!

という焦りの気持ちが先行し、うまくいかないことは想像がつきます。

だからといって、

準備したい人
準備したい人

資金集めと勉強が必要だ!

始めるなら1年後だ!

というのはよくない。

本書では、始めるタイミングは「すぐ」だとしています。

なぜなら、準備が万全になることはないから。

実行しながら同時進行で準備を進めるべき。

新しいことを始めるのって勇気がいりますよね?

だから、どうしても準備ばかりに気を取られ、なかなか始められないことありますよね?

でも、それは非効率。

私は多くのビジネス本を読んできましたが、

「準備に時間をかけない」

という考え方はどの本でも同じ。

成功者に共通するものに感じます。

また、本書では、貯金がなくてもひとりビジネスはできると。

むしろ、お金がない方が頭を使いうまくいくことが多いそう。

スモールビジネスって最近よく聞きませんか?

資金をかけずに小さく始めて、最小限のリスクに抑えるのです。

資金は少なくてもOK。

準備は実行しながら同時進行でOK。

ということで、誰でもすぐ始められるわけです。

ひとりビジネスには、ネット上の自分メディアが必要

まずは、自分の商品やサービスを発信する場所をネット上につくる。

そこで、著者がおすすめしているのが以下のとおり。

①基本3点セット

ホームページ、ブログ、メルマガ

②SNS

フェイスブック、インスタ、ツイッターなど

③動画

Youtubeなど

SNSやyoutubeで有益な情報を無料で提供。

そこから、ホームページに呼びこむというイメージです。

例えば、オンライン英会話を商品として売る場合。

SNSやyoutubeで役に立つ情報をわかりやすく簡単に無料で発信する。

例えば、

  • おすすめ勉強方法
  • リスニングのコツ
  • 覚えておくべき単語100選

その時、「より詳しい解説はこちら」とブログやホームページに誘導して購入を促す。

つまり、SNSやyoutubeでのフォロワー数が成約を左右することになります。

最近では、SNSのフォロワー数は大きな武器として認められつつあります。

「お金の大学」の著者である両学長も、「フォロワーは資産である」と。

理由は以下のとおり。

・スキルの証になる

・信用の証になる

・人的資本のタネになる

現代ではフォロワー数は大きな武器になります。

SNSをきっかけに就職・転職している人も珍しくありません。

SNSをやっているのが当たり前。

ブログやYoutubeをやっている人も珍しくはない時代。

つまり、ひとりビジネスを始めるハードルは下がってきているということ。

やめたい人
やめたい人

組織から抜け出したい。

自由に働きたい。

そんな人は、まずはブログやSNSから始めてみると良いかもしれません。

発信を続けて、ある分野の専門家のような立ち場を目指す。

ネット上での立ち位置が確立されると、ひとりビジネスをすぐに軌道に乗せることができるでしょう。

まとめ【ひとりビジネスの教科書Premium】佐藤伝

  • ひとりビジネスなら、好きな時に、好きな場所で、好きな人たちと働ける
  • 少ない資金で、すぐに、誰にでも始められる
  • SNSがビジネスにつながる時代

今までは、「組織の一員として定年まで働くのが当たり前」と考えていました。

考えていたというより、他の選択肢を考えたことがなかった。

本書を読んで、

「個人で働く時代が進んでいる」

「勇気があれば、いつでも誰にでも始められる」

ということを知ることができたのは、よかったこと。

ひとりビジネスは、決して簡単なことではない。

でも、職場での人間関係や就業時間など働き方に不満がある人はチャレンジすべき。

小さく始めて大きく育てる方法なら、失敗は取り返せる。

むしろ、失敗しないで成功できる人のほうが少ない。

そんなことを、学ぶことができました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。