【コミュ障でも5分で増やせる超人脈術】DaiGo

「誰とでも仲良くなれる社交的な人になりたい」「でも、性格を変えるのは難しい」

内向的な人なら、誰でもこんな思いを抱いたことがあるのではないでしょうか?

無理に性格を変える必要はありません!

なぜなら、内向的でも人脈を広げられる方法があるからです

私も内向的なタイプであるからこそ、この本に興味を惹かれました

これまでに、コミュニケーション本を何冊か読みましたが、外交的な人が紹介していることがほとんどです

そのため、真似するのは難しいし、長続きもしません

この記事では、内向的なタイプだというDaiGoさんの『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』を紹介します

本書を読むと、国内外の研究や論文をもとに著者が体得した、内向的な人向けの人付き合いの極意を学ぶことができます

結論として、極意を3つ紹介します

  • ギブ&テイクの「ギバー」になる
  • 最低15日に1回、連絡を取る
  • 相手の会話の語尾を繰り返す

それぞれ、詳しく解説していくので興味が湧いた方は読み勧めていただけると幸いです

3人以上の友達がいるだけで、人生の満足度が96%も上昇する

最高の人脈は、仕事のモチベーションを700%アップさせる

孤独だった人の人間関係が充実すると、寿命が15年延びる

上記は著者が論文や研究をあたって得られた答えです

この結果から、内向的だとしても人付き合いを放棄すべきではないことが分かります

著者は今でも内向的で友だちが少ない方だそうです

それでも、自ら編み出した人脈術で色々なビジネスを手がけることに成功しています

ピーター・ドラッカーはこんな言葉を残しています

自分を本来の自分ではない誰かに変えようとして成功した人はいない

成功したのは本来の自分になろうとした人である

本書で紹介する人脈術も性格はそのままに実践できる内容になっています

内向的な人はネガティブなイメージを多く持たれます

しかし、「周囲の人の心を察知する能力」は外交的な人よりも優れていることが研究でわかっているそうです

内向的な性格を活かしつつ、この後紹介するテクニックで人脈を作りましょう

ギブ&テイクの「ギバー」になる

人間関係は「ギバー(与える人)」「テイカー(奪う人)」「マッチャー(双方のバランス)」に分かれます

アダム・グラント教授はベストセラー『GIVE&TAKE』で与える人(ギバー)こそ成功すると提唱しています

そして、ギバーの中でもどのようにギブするのが正しいかを見極められる「トップギバー」が成功するとしています

「与える人」が有利なのはみなさんも予想通りでしょう

しかし、誰彼かまわず知識や情報を与えてはいけません

与える行動を起こす条件は以下のとおりです

相手のためになることをするチャンスが目の前にある

それが5分以内でできることならすぐやる

これは『5分ルール』と呼ばれているので、本書のタイトルの由縁だと思われます

上記の2つの条件をチェックし可能だと思ったらすぐ行動をしましょう

与えられた人は、相手にも何かを返したいという「返報性の法則」が働き関係が築けます

このルールなら内向的な人でも簡単に実践できそうですね

ギブできる人を意識的に探す必要はないそうなので、心理的にも負担はありません

特に専門職の人は、職場で自分の得意分野で困っている人がいればギブできる機会が多いかもしれません

ルールを意識しネットワークを広げるきっかけを作りましょう

好意が増す接触回数

同じ人に何度も会うと相手を好きになるという心理学の「単純接触効果」は有名です

そこで、ノートルダム大学は相手の好意を「維持する接触回数」「増す接触回数」「減る接触回数」を研究しました

その結果、15日に1回のコンタクトがボーダーラインとなりました

それよりもコンタクトの頻度が高くなると好意が増し、頻度が低くなると好意が減ります

頻繁に会う機会はないけど「つながりを維持したい」「もっと仲良くなりたい」人っていますよね

しかし、内向的な人は「あんまり連絡すると嫌かなぁ」という思考が働きます

そんなときは、この研究結果を思い返してください

仲良くなりたい人とは10日に1回を目安に電話・メール・LINEをしましょう

親密度を高める方法

①その場にいない第3者のことを褒める

他人のことを積極的に褒める人ほど相手から親近感を持たれます(オハイオ州立大学の実験で証明)

例えば、

褒める人
褒める人

◯◯さんは会議の後の撤収作業をいつもしてくれます。人格者ですよね。

褒める人
褒める人

◯◯さんは歓迎会の幹事を完ぺきにこなしてくれます。仕事ができるのも頷けますね

反対に、第3者のネガティブな情報を話す人ほど嫌われやすいことも同じ研究でわかっています

つい仕事の愚痴や人の悪口を第3者に話してしまった経験は誰にでもあるでしょう

しかし、その場では盛り上がっても自分の信頼を高めることはないということです

愚痴をはいてストレスを解消するのもいいことですが、親密になりたい人の前では避けたほうが良さそうですね

②相手の会話の語尾を繰り返す

この方法により話し相手は親近感を覚えます(インシアード経営大学院の実験で証明)

例えば、

Bすけ
Bすけ

いつも朝食は家で簡単に済ませるんだけど、昨日はカフェで朝食をとったんですよ。

語尾さん
語尾さん

へー、カフェで朝食を!

Bすけ
Bすけ

毎日カフェにはいけないけど、たまには時間をかけて贅沢な気分になるのもいいなって思いました。

語尾さん
語尾さん

たしかに、たまには贅沢するのも大事ですよね!

相手の動作を真似する「ミラーリング」も有名ですが、同じように簡単に実行可能な方法です

この手法も内向的な正確に関係なく、簡単にすぐ実行できそうですね

まとめ

人脈は幸福度(人生の満足度・仕事のモチベーション・寿命)を上げる

人脈を広げるテクニック

①正しい見極めができる「トップギバー」になる

②15日に1回は最低でも接触する機会をつくる

③その場にいない第3者のことを褒める

④相手の会話の語尾を繰り返す

内向的な性格だからといって人脈づくりを諦めてしまうのも、社交的に変わろうとするのも得策ではなさそうです

性格はそのままに、自分にあった方法で人脈を広げましょう

その方法の1つとして、本書は内向的な人向けの数少ない参考書になりそうです

私も、理学療法士という専門性を活かして、まずはトップギバーを目指してみます!

最後まで読んでいただきありがとうございました