【眠れなくなるほど面白い論語】山口謠司

みんな
みんな

論語に興味がある。

でも難しそうで手が出ない。

という人におすすめの本。

論語とは、孔子の「人はどう生きるべきか」という考えを3000人を超える弟子たちがまとめた書。

本書では、それを図解でわかりやすく解説。

Bすけ
Bすけ

論語ってなに?

歴史は嫌いだけど、読みやすそうだ。

という気持ちで手にとってみた本。

それでは、紹介していきます!

2500年も読み継がれてきた「人生最高の教え」と賞される書物。

中国の思想家、孔子の教えを弟子たちがまとめたもの。

渋沢栄一、坂本龍馬、夏目漱石などをはじめ、多くの偉人たちが愛読してきた。

孔子とは?

古代中国の思想家。15歳から学問に励み、国の役人になった人物。

一般の庶民から役所の長官まで、あらゆる階層の弟子が3000人もいた。

名言1 自分の行いを反省する機会をもつべき

曽氏曰く、吾日に三つ吾が身を省みる。

人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか。

伝えられて習わざるか。

私は1日に3つのことを反省するようにしている。

1.人の相談に真心を尽くしているか

2.友達との付き合いで約束を守っているか

3.知ったかぶりで人に教えていないか

Bすけ
Bすけ

やらかしてるなー

さっそく、反省すべき項目を見つけました。

それは・・・

「忙しくて余裕がないとき、あえて忙しい雰囲気を醸し出している」

皆さんは、思い当たる節はないでしょうか?

私は、人の相談に真心を尽くしていない依然に、寄せ付けないようにしていました。

忙しさを全面に出すことで、相手は状況を察してくれます。

その優しさに甘えて、人の相談を遮断してしまっていたのです。

これは、「本当に反省すべき!!」だと痛感しました。

Bすけ
Bすけ

職場の皆さん、すみませんでした。

反省する機会をもたない限り、一生気づくことができなかったでしょう。

たしかに、毎日、自分の行いを振り返って反省するのは難しいことです。

でも、反省をすることで、同じ過ちを犯さないようにできる。

これを続けることで、確実に成長できる。

逆に、反省をしなければどんどん他人の信用を失うかもしれません。

これからは、仕事終わりの通勤時間で、

「人の相談に真心を尽くしたか?」

と1日を振り返る習慣を作っていこうと思います。

名言2 成果を出してから報酬を考えるべき

子曰く、君に使えては、其の事を啓して其の食に後にす。

雇い主に仕えるには、まず与えられた仕事をしっかり行うこと。

報酬については後回しにするべき。

仕事で新しい仕事を任されることがあるかと思います。

例えば、

・新しいチームのリーダー

・新入社員の教育係 など

そんな時、

みんな
みんな

手当はいくらつきますか?

と、先に報酬を求めていませんか?

孔子は、まず与えられた仕事に全力で取り組むべきだと。

なぜなら、一般的には、結果に対して支払われるのが報酬だから。

私も、仕事量が増えたり責任が増すような仕事を任されれば、

「手当はいくらだろう?」という考えが頭をよぎります。

でも、結果がでなかったときを考えてみましょう。

「結果はでない」「責任をとる事態にもならない」

それでは、ただ飯ぐらいと一緒です。

だから、まずは任されたことを一生懸命やる!

何かを成し遂げる前に報酬を求めない!

どんなに努力をしても、結果が出なければ報酬は入ってこない。

結果が出れば報酬は自然と入ってくる。

これは、経営者には当たり前の考え方かもしれません。

「仕事を任された=手当がつく」ではなく、

「仕事を任せてもらえた=報酬ゲットのチャンスをもらえた」

これからは、こんなふうに意識を変えていこうと思います。

名言3 インプットだけでなく、自分で考えることもしなければ勉強とは言えない

子曰く、学んで思わざれば則ち罔し。思うて学ばざれば則ち殆うし。

人に教えてもらったり、本を読むだけではダメ。

また、自分だけで考えていては自分勝手な思い込みになってしまう。

現代に置き換えると、本やネットから情報を仕入れるだけでは勉強とは言えない。

また、知識も何もない状態から自分だけで考えても、思い込みになってしまう。

だから、知識をもとに自分なりに考えることが重要だと。

仕事でもこの考えは通じるものがあります。

例えば、上司から新しい企画を任されたとします。

仕事の進め方に、孔子の言葉を当てはめると以下のようになります。

当然、結果につながりやすいのは3でしょう。

3の方法は1と2を足した方法なので、確かに手間はかかります。

しかし、そこで出た答えは精度の高いものになります。

というわけで、私が普段から意識的にやるべきことは

1.「読書・人に教わること」をさぼらずに継続する

2.得た知識を自分の仕事や生活に置き換えて考え直す

まとめ【眠れなくなるほど面白い論語】山口謠司

  • 1日の終りに自分の行いを反省する機会をもつ
  • 成果が出ていないのに報酬を求めてはダメ
  • インプットと自分で考えることの両方をやらないと勉強とは言えない

本書では、人としての心構えを多く学ぶことができました。

2500年前の戦国時代にこの考えをもっていたことにはビックリです。

何気なく生活していると、どうしても傲慢な考えがでてきてしまいます。

そして、いつの間にか傲慢な考えが自分の当たり前になってしまう。

そうならないよう、この本は定期的に何度も読み返したいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。