【ビジネス書が頭に入らない】それが当たり前な理由と効率的な読書法を紹介します

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みんな
みんな

せっかく本を読んだのに、頭に入らない!

この前、読んだ内容を思い出せない!

こんな悩みをもつあなたは、素直に1冊をまるまる読んでいませんか?

それは間違いです。

私も、以前は1ページ目から終わりまでしっかりと読んでいました。

けど、読んだはずの内容がほとんど頭に残っていないのです。

せっかく読んだのに何も残らないって本当に悲しくなりますよね。

でも、読書術の本を読みあさり、悩みを解決した今ではこんな感じ。

わたし
わたし

1〜2回、読んだだけで頭に入らないのは当たり前でしょ?

当たり前だからこそ、読書の仕方を変える必要があったのです。

この悩みを放置してしまうと、行き着く先は2つ。

1.読書が嫌いになる

2.無意味な読書で自分の時間を失う

本記事では、私が読書術の本で得た知識と経験から「大丈夫!」な理由を紹介していきます。

この記事でわかること
  • 頭に入らなくても問題ない理由
  • すべてを頭に入れる必要がない理由
  • まったく頭に入らない人の原因
  • 記憶に残すための読書術
  • どうしても頭に入らない人は「耳から読書」がおすすめな理由
この記事の著者

・毎朝5時から「読書」と「ブログ」

・早起き×読書により、自己肯定感が爆上がり中の30代

・職員兼理事をつとめる理学療法士

頭に入らないと感じるのは普通のこと

「1度読んだ本の内容を覚えていない」

これは、まったく普通のことだから問題ありません。

1冊のページ数

ビジネス書:約250ページ

小説:約300ページ

こんな量を1度読んだだけで覚えられる人なんていないでしょ。

読書家で有名な大谷翔平も、

1回読んだだけでは、その本から得られるものは30~40(%)くらいだと思う。

インプット大全・アウトプット大全の著者である樺沢紫苑も、

アウトプットをして初めて、脳に記憶が定着します。

2008年の速読大会でチャンピオンになった人でさえも、

チャンピオンに『ハリー・ポッター』の最新刊を読んでもらいました。

チャンピオンはあの厚い本を47分で読み終えました。

注目すべきは、感想を問われたチャンピオンの答えです。

その答えが以下のとおり。

チャンピオン
チャンピオン

素晴らしい小説だ。

子どもたちに人気があるのもわかる。

子どもたちが好きそうなシーンもあり、子どもたちを悲しませるシーンもあった。

でも、この作品は最高だ。

いかがでしょうか?

登場人物の名前や、具体的な場面については出てきません。

公式大会のチャンピオンでさえ、ほとんど頭に入っていないのです。

今では、内容の理解をともなった速読は科学的に不可能だと証明されています。

みんな
みんな

みんな1度読んだだけでは覚えられない。

それは分かった。

でも、なんで覚えられないの?

次に、記憶のメカニズムについて分かりやすく説明していきます。

私は理学療法士だから、「記憶」についての専門知識があるので。

脳は重要な記憶以外は忘れてしまう仕組みになっている

記憶のメカニズムを知ると、頭に入らない理由がわかります。

結論を先に言うと、脳は容量に限りがあるから「重要な記憶」以外は消えるってこと。

新しく入った情報は、一時的に海馬に保存される

海馬に入っただけでは、一時的な記憶であり長期的な記憶にはなっていない。

「重要なもの」と判断された情報だけ大脳皮質に送られる

脳には容量があるため、すべてを記憶することはできない。

そのため、ここで必要な「重要なもの」と「重要じゃない」ものに選別される。

大脳皮質に送られた情報だけが、長期記憶として定着する

大脳皮質に送られずに海馬に残った記憶は消える

これが、「1度読んだだけでは頭に入らない」脳解剖学的な理由です。

みんな
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じゃあ、どんな記憶が重要だと判断されるの?

重要だと判断されるものは主に2つ。

①何度も繰り返し使われた記憶

②感情を大きく揺さぶった記憶

だから、本の内容すべてを頭に入れるには、

①何度も何度も読む

②一字一句に感情を揺さぶられる

どっちならできるでしょうか?

私は、「どっちも無理!!」

だから、以下のように考え方を変えてみてください。

「本の中でも重要な部分だけ頭に入ればいい!」

「必要なことだけ頭に入ればいい」という考え方に変える

みんな
みんな

せっかく買った本だから、すべてを頭に入れなきゃ

そう考えている人は多いのでは?

でも、読書の目的を考えてみてください。

ビジネス書を読む人の目的は、自分の知識やスキルの向上でしょう。

だから、目的とする情報さえ手に入ればそれ以外は忘れて良いのです。

みんな
みんな

でも、本には必要なことばかり書いてあるんじゃない?

ビジネス書では、わかりやすく説明するために「経験談」や「例え話」が多用されています。

だから、重要なことや自分が知りたい情報となれば、そう多くはありません。

『知識を操る超読書術』の著者であるDaiGoは以下のように述べています。

1冊の本の中で、しっかり読むべきは7〜11%しかない。

DaiGo

つまり、1冊のうち90%は忘れても問題ない。自分にとって必要な10%だけ頭に入れば良いのです。

みんな
みんな

じゃあ、10%を頭に入れる読み方ってあるの?

次の項では、読書法について紹介していきます。

私が読書術の本を読みあさって、いいとこ取りで身につけた方法です。

もし、効率的に本から情報を頭に入れたいという場合は、読み進めてください。

重要な10%を頭に入れるためのポイントと読書法

「1度読んだだけでは頭に入らないのは当たり前」

「だから、重要な部分だけ頭にいれる読み方をしよう」

というところまでは、OKですよね?

では、重要な部分だけを効率よく頭に入れるにはどうしたらいいか?

ポイントはたった2つです。

1.実生活につながる本を選ぶ

2.目次を見てから読みはじめる

それぞれ、詳しく解説していきます。

実生活につながる本を選ぶ

実生活につながる本を選び、アウトプットすることで定着率はグンと上がります。

その根拠が、アメリカ国立訓練研究所が導きだした「ラーニングピラミッド」。

これは、学習方法による知識の定着率を表したものです。

「人に教える」のが最も頭に残る勉強法。

次に定着しやすいのは「体験する」こと。

なんと、読書によるインプットだけでは、たった10%しか定着しないのです。

だから、読んだことを実際に「実行できる本」を選ぶべきなのです。

そして、実行することを前提とした気持ちで読んでみる。

目次を見てから読みはじめる

・題名だけ見て、読みはじめた場合

・本のあらすじを見てから読みはじめた場合

どちらが、本の内容を理解・記憶しやすいと思いますか?

当然、後者ですよね。

あらかじめ本の概要を目次で知っていたほうが理解しやすいのは当たり前。

だから、まずは目次に目を通すのです。

ビジネス書や自己啓発書では、主張を裏付けるための体験談や例え話が多用されています。

そのため、読んでいる途中で

みんな
みんな

何の話をしてたんだっけ?

これは何の話につながるの?

と、話から脱線してしまう感覚に陥ることがあります。

ですが、目次を見て本の構成を頭に入れておけば、

みんな
みんな

この体験談はあの主張につながるんだな。

と、混乱することなくスッと頭の中に話が入ってきます。

また、目次を見ることで不要な項目を読み飛ばす選択ができるようになります。

上記の項で説明したように、本に書いてあるすべてを頭に入れる必要はありません。

だから、まずは目次を見て必要のない項目を見極める。

1冊のなかで読む範囲が狭まれば、当然、頭にも入りやすくなります。

ということで、「頭に入らない」と感じる人は以下を意識してみることをおすすめします。

・アウトプットにつながりやすい本を選ぶ

・目次から本の概要を把握して必要な部分だけ読む

重要な10%を頭に入れる読書法

・実生活につながる本を選ぶ

・目次を見てから読みはじめる

・1度読んだだけでは頭に入らない

これらのことを踏まえると、以下のような読書法にたどり着きます。

アウトプットに繋がる本を選ぶ

インプットだけではすぐに記憶から消えてしまう。

目次から本の構成を把握する

読んだときに理解しやすくなる

目次から必要な項目を選んで読み始める

すべてを読む必要はない。

必要な情報だけに絞ることで頭に入りやすくなる。

1度目は概要を把握する目的でサラッと読む

理解が難しくても気にしない。

2度目はアウトプットするつもりで読む
アウトプットする

実生活の行動に落とし込んだり、SNSで発信したり。

私がいちばん効果を実感したのは、目次に目を通すこと。

みなさんが思ってる以上に、本の内容が頭に入りやすくなります。

また、目次を見ると案外「興味のない項目」って多いんです。

特に、読書量を重ねれば重ねるほど読んだことある内容に多く出会うから。

ちなみに、私が大きく影響を受けた読書術の本はこちら!

より詳しくアウトプットの方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

どうしても頭に入らない人は耳からの読書を試してみて

困った人
困った人

いろいろ試したけど、やっぱり頭に入らない。

なかには、どうしても頭に入らない人もいるでしょう。

その場合は、耳から聞く読書『オーディオブック』を試してみてください。

目から情報をいれるよりも、耳からのほうがスッと頭に入る場合もあるんです!

なぜなら、人によって認知特性が異なるから。

認知特性とは

脳に入る情報をどのように処理するのが得意なのかという人によって異なる特性のこと。

主に以下の3つの特性にわけられる。

視覚優位:目で見る情報が処理、理解、記憶しやすい

聴覚優位:耳から入ってくる情報が処理しやすい

身体感覚優位:身体感覚からの情報処理がしやすい

聴覚優位の人は目で見る読書よりも、耳から聞く読書のほうが向いていると言えます。

そこで、次の項では、オーディオブックについて説明します!

「Audible」と「audiobook.jp」

オーディオブックの2大勢力である「Audible」と「audiobook.jp」。

私はAudibleを使っています。読みたい本があるときだけ、数ヶ月限定で加入します。

だから、キャンペーン価格になることが多いAudibleを使うのです。

それぞれのプランと特徴をまとめると以下のようになります。

プランこんな人におすすめ!
聴き放題自己学習のためのビジネス書だけでなく、小説やポッドキャストなどエンタメも楽しみたい。
聴き放題自己学習のために、なるべく安い料金でビジネス書をたくさん読みたい。
ポイント聴き放題の対象になりにくい人気作や新刊をたくさん読みたい。
チケット聴き放題の対象外の価格が高い本を、月に2冊くらい読みたい。
ラインナップ

作品数と取り扱いジャンルの比較

Audibleaudiobook.jp
作品数40万冊2.7万冊
聴き放題対象12万冊
(日本語は1.7万冊)
1.5万冊
ビジネス・実用書
小説
エンタメ
作品の数とジャンル

『Audible』はエンタメや洋書に強く、ポッドキャストの内容もバラエティ豊か。

『audiobook.jp』はビジネス系中心で、日本マーケティングリサーチ機構の調査で、以下の2冠を達成しています。

「オーディオブック書籍ラインナップ数」「ビジネス書籍ラインナップ数」

しかし、ビジネス系のジャンル以外のラインナップが少し物足りないため、ビジネスパーソン向け。

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アプリの機能性の比較

Audibleaudiobook.jp
レビューの閲覧×
再生速度の調整
オフライン再生
早送り・巻き戻しの調整
ドライブモード
ダークモード
スリープタイマー
目次

機能面で異なるのは、Audibleは本のレビューが閲覧可能でaudiobook.jpはできない点のみ。

ただ、レビューが見れるのと見れないのでは、大きな差になるかと思います。

本を途中まで聞いてみて、「自分に合わない」と感じて途中でやめると時間ももったいないですよね。

だから、すでに聞いた人のレビューを見れるのは選書に役立つ大事な機能なのです。

『Audible』をより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【まとめ】すべてを頭に入れようとしなくて良い

「ビジネス書を読んでも、頭に入らない」

そう思う人のほとんどは、内容すべてを頭に入れようとしています。

でも、1回読んだだけで頭に入ることはないし、すべてを頭にいれる必要はありません。

「重要な10%だけ頭に入ればいい」

そう考えを変えて、読書の方法も以下のように見直してみてください。

・実生活につながる本を選ぶ

・目次から自分が知りたい項目だけを選んで読む

・頭に入れたい場所は1回だけでなく2〜3回読む

今まで素直に本をまるまる1冊読んでいた人にとっては、衝撃的かもしれません。

でも、この読書法なら少ない労力で「重要な点」を頭に入れることができるでしょう。

読書の方法を変えるだけで、知識の定着率がグンと上がることを実感してみてください。

読めば読んだ分だけの効果を実感できるようになると、今よりもっと読書にハマってしまいますよ。

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読書術が学べる本

聴覚優位の人におすすめオーディオブック