今日も上司に怒られた。
なんで僕はこんなに要領が悪いのだろう?
また同じミスでもしたのか?
お前の上司も大変だな。
今日は脳の鍛え方の本を紹介してやる。
今からでも鍛えられるんですか!?
よろしくお願いします!
脳はいつからでも鍛えることができる
おい、加藤先生を知っているか?
いえ。
誰でしょう?
脳研究の第一人者として、けっこうテレビに出ているぞ。
まずは、著者と書籍について教えてやる。
著者は、医師としてアメリカや日本の大学で脳画像の研究に従事してきた。
これまでに、小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療している。
まさに、脳研究のトップオブトップだ。
現在は、独自開発したMRI脳画像法を用いて、脳の鍛え方の指導に注力している。
そんな著者を代表する書籍が『脳の強化書』だ。
この本では、66通りの新しい脳の鍛え方が紹介されている。
そして、続編『脳の強化書2』では41通りの鍛え方が紹介された。
これら2つの本をより簡単に分かりやすく、マンガ化したのが今日、紹介する本だ。
著者がこの本で一番伝えたいことは、
脳の成長に限界はない。鍛えれば、誰でも理想の脳をつくれる。
ということだ。
えー!!
今からでも頭がよくなれるんですか!?
そうだ。
その鍛え方を教えると言っているだろ!
今日は要点を2つに絞って紹介してやる。
思考系を鍛えれば、決断力が上がる
まず、脳のなかは大きく8つの番地に分かれているんだ。
そして、それぞれピンポイントで鍛えることができる。
8つの中でも、思考系は「脳の司令塔」と言える。
だから、まずは思考系について説明する。
思考系は、脳の中でも前頭葉と言われる場所にある。
そして、思考や意欲などをコントロールしているんだ。
だから、思考系が強化されれば、自分の意志を強くもてるようになる。
自分の意志がはっきりすれば、他の脳番地にも的確な指示が出せるんだ。
思考系が発達しているのは、経営者や小説家・棋士などに多い。
強い意志と判断力が必要な職種だな。
本書で紹介されている、鍛え方は以下のとおりだ。
・毎朝その日の目標を20文字にまとめる
・身近な人の長所を3つあげる
・後出しジャンケンで負ける
・他人が考えた休日の計画を実行する
このように、脳にいろいろな角度や視点から考えさせることが強化につながるんだ。
そして、疲れたら脳を休ませることも重要だ。
脳を鍛えるってだけあって、頭が疲れそうなトレーニングばかりですね。
そうだな。
楽して頭が良くなることはないってことだ。
思考系を働かせるためには感情系を鍛える
次に鍛えるべきは感情系だ。
なぜだか分かるか?
わかりません!(即答)
少しは思考を働かせろ。
では、説明していくぞ。
思考系を鍛えて、しっかり考えられるようになったとしよう。
ここで考えてみてくれ。
イライラしているときや、落ち込んでいるときに、思考はしっかり働けるだろうか?
人は怒ったときに、一時的にIQが大きく低下するそうだ。
だから、感情系を鍛えるんだ。
思考系を働かせるためのベースを整えるといったところだ。
感情系は側頭葉と言われる場所にある。
他の番地と違い、「機能が衰えにくい」という特徴がある。
衰えにくいだけじゃなく、歳をとってからでも成長するんだ。
感情系が発達しているのは、俳優や保育士・小児科医などだ。
感情を自分で表現したり、反対に汲みとる側の職業だな。
本書で紹介されている、鍛え方は以下のとおりだ。
・ペットや植物に話しかける
・周りの人の表情や雰囲気を読む
・新しいことにチャレンジする
このように、感情を表現したり揺さぶるような体験が強化につながるんだ。
毎日同じことの繰り返しでは成長しないんだ。
たしかに、水をやりながら花に話かける人は絶対穏やかですよね。
お前の場合、花に話しかけるときは人に見られないようにすることだな。
気をつけます。
まとめ【まんがで鍛える 脳の強化書】
- 脳は誰でもいつからでも鍛えられる
- 脳の司令塔である思考系を鍛えれば判断力が上がる
- 感情系を鍛えれば、安定して思考系を働かせられる
どうだ?
少しは将来に、兆しが見えてきたか?
はい!
今からでも僕は変わってみせます!
うむ。
タメになったと思ったら、さっさと本を買いに行け!
ありがとうございました。
では、行ってきます!