「収入が増える見込みがなく不安」
「自由な生活をしたいけどお金が足りない」
こんな悩みを抱えている人は多いでしょう
望みを叶える、欲求を満たすためにはある程度のお金が必要になります
本書は古代都市バビロンで生まれた財布を太らす「7つの法則」を物語で紹介しています
現在でも世界中で認められ活用されている法則であり不屈の名著です
特に重要に感じたポイント3つ
- 稼ぎの10分の1をとっておく
- 貯めた資金は寝かさず働かせる
- 将来に備えた資金を準備
それぞれ詳しく解説していくので、興味が湧いた方は読み進めていただけると幸いです
物語のあらすじ
まばゆい富と悲惨なまでの貧困が混ざり合う国「バビロン」
主人公はバビロンに住む戦車職人のバンシア
貧困側の人間であり人生に嫌気が差し自分の仕事も手につかない状態
同じく貧困側の親友ゴッピと愚痴をこぼし合う中で
「なぜ自分たちは貧しいのか」
「どうしたら財産を増やせるのか」
という話になるがお互いに答えが見つからない
そこで、「他の人がどうやって黄金を手に入れたのか尋ねて、そのとおりにやってみよう」
とゴッピが提案することで物語が始まる
本書が書かれたのは1920年代なので現代とは経済情勢が大きく変化しています
そのため、多少のアレンジは必要かもしれませんが「繁栄と富と幸福の原則」は不変です
稼ぎの10分の1をとっておく
財布に10枚のコインを入れたなら使うのは9枚まで
すると、財布はすぐにふくらみ始める
誰もが「あたり前じゃん」と思うでしょう
しかし、自分の「収入」と「支出」を性格に把握できている人は意外と少ないのです
10分の1を貯めるということは、この両方を把握しないとできません
収入の10分の10を使ってしまっている人は
「そんなに貯金する余裕はない」と思うことでしょう
しかし、不思議なことに10分の1をとっておく生活にしても今までと同じように生活していけます
それは、誰しも支出の中に「必要ではないもの」が必ずあるということです
まずは、収入と支出を把握することからはじめましょう!
最近では無料の家計簿アプリもたくさんあります
貯めた資金は寝かさず働かせる
貯まった資金をもっているだけで満足してはいけない
資金に働いてもらい、さらに資金を増やすことを考よう
貯まったお金から、新たに財布の中に流れ込む定期的収入を作る必要があります
しかし、日本人の大多数は「貯まったお金は銀行に預ける」のを基本としています
銀行の金利は微々たるものなので、これではお金は増えません
物語の中では、友人に金を貸し利息を得る
利息で増えた元本をまた友人に貸し利息を得る
このような方法で新たな収入を生み出しています
現代に置き換えると
- 事業を始める
- 不動産を購入する
- 株式投資
などが「お金を働かせる」ことにあたります
少なからずリスクはありますが、貯金では財布を太らすことはできません
自分が取れるリスク範囲を把握し、リスク許容内でお金を増やすための行動をしましょう!
具体的な株式投資の銘柄が知りたい方は、こちらの書籍がおすすめ
将来に備えた資金を準備
- 老後に備えたお金
- 自分が死んでも家族が困らない程度のお金
人間は誰もが年を取り、いずれは死が待っています
ですから、働けなくなったときのため、家族のための資金準備をする必要があります
物語の中では金貸し(現代の銀行)にお金を預けることで収益を増やしていました
しかし、現代ではそうは行きません
「銀行に預けてお金が増える」そんな時代は終わってしまったからです
そのため、私はiDeCoや投資信託を将来に備えた資金準備として活用しています
投資は人類最大の発明だと言われる「複利の力」を利用することができます
例えば、1ヶ月に2万円を年5%の利率で運用できたとします
すると、20年後に元本480万円が811万円
30年後には元本720万円が1630万円になります
これが「複利の力」であり、銀行と比べると驚く収益になります
まとめ
1.稼ぎの10分の1をとっておく
2.貯めた資金は寝かさず働かせる
3.将来に備えた資金を準備
この記事では、7つの法則のうち3つを紹介しました
どれも、難しいことは一切ありません
人生において重要なお金の増やし方を実例の物語として知ることができます
バビロンという国は天然資源に恵まれず交易路からも外れている国だったそうです
そんな不利な条件のなかでも世界最大の都市に繁栄しました
これは、元手が少なくても富豪になれるという実例ではないでしょうか?
はじめの一歩は「収支を把握」すること
7つの原則を知って自由な人生を手に入れましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました